ダイアグノーシストラブルコード一覧表
(3E−TEエンジン用、ND日本電装製、parts no.89661-16011)

注意!!  ダイアグの取り方がわからないかたはこの表の下の解説を読んでから作業を始めて下さい。
        また、このコード表はあくまで整備の参考に掲載しているのみであり、この作業による不具合等、
        一切の責任は負いかねます。各自の責任でご利用下さい。

コード
番 号
 診断項目
 
 チェックエンジン
 ウォーニングランプ
 診 断 内 容
 
 点 検 内 容
            


11

 


+B系統

 


 ■ ■

 


+Bが瞬時断線した時に表示

 
1.IGスイッチ、メーンリレー系
  (ヒューズ、ワイヤ、ハーネス類含む)
2.ECU[エンジンコントロールコンピュータ]
 


12
 


回転信号系統
 


 ■ ■■
 
クランキング中、及びクランク後にクランク角信号(G、Ne)が数秒コンピュータに入力されなかった時に表示
クランキングは2秒以上行ったとき
1.ワイヤハーネスおよびコネクタ
  (クランク角、スタータ信号)
2.ディストリビュータ
3.ECU


13
 


回転信号系統
 


 ■ ■■■
 
エンジン回転数が1000rpm以上でNe信号が数秒コンピュータに入力されなかった時に表示
 


     同   上
 


14
 


点火信号系統
 


 ■ ■■■■
 
クランキング中及びエンジン運転中イグナイタからの信号(IGf)が4〜5回連続して発生しなかった時に表示
 
1.ワイヤハーネスおよびコネクタ
(イグナイタ、+B及びIGf、IGt系統)
2.イグナイタ
3.ECU           


21
 

O2センサ
信号系統
 


 ■■ ■
 
エンジン回転数が1500rpm以上で冷却水温50℃以上の高負荷状態の時O2センサ信号が数秒間リーンの時[薄い時]表示 1.ワイヤハーネスおよびコネクタ
 (Vf、Ox系統)
2.O2センサ
3.ECU  


22
 


水温信号系統
 


 ■■ ■■
 

水温信号がオープン又はショートになったとき表示
 
1.ワイヤハーネスおよびコネクタ 
 (水温センサ系統)
2.水温センサ          
3.ECU      


24
 


吸気信号系統
 


 ■■ ■■■■
 

吸気温信号がオープン又はショートになったとき表示             
1.ワイヤハーネスおよびコネクタ 
 (吸気温センサ系統)
2.吸気温センサ
3.ECU            


31
 

ターボプレッシャセンサ
信号系統




 ■■■ ■


 

ターボプレッシャセンサまたは、配線が断線、短絡したとき
 


1.ワイヤハーネスおよびコネクタ 
2.ターボプレッシャセンサ
3.ウェストゲートバルブ
4.ECU            

 


31
 


過給圧系統
 

ターボ過給圧が異常に高くなった時
(ウェストゲートバルブ異常))
 


41
 
スロットルポジションセンサ信号系統
 


 ■■■■ ■
 

スロットルポジションセンサ信号がオープンまたはショートになったとき表示
 
1.ワイヤハーネスおよびコネクタ
 (スロットルポジションセンサ系統)
2.スロットルポジションセンサ
3.ECU           


42
 
車速信号
[メータ内蔵センサ]
 


 ■■■■ ■■
 
エンジン回転数が2400〜4500rpm吸入空気量が規定以上の時、車速センサの信号が8秒以上継続した場合
 
1.ワイヤハーネスおよびコネクタ
 (スロットルポジションセンサ系統)
2.車速センサ[メータ内蔵センサ]
3.ECU           


43

 
スタータ信号系統
+B系統

 


 ■■■■ ■■■

 
車速0km/hで、スイッチonの状態からエンジン回転数800rpmになってもIGスイッチのST信号がコンピュータに入力されない時表示
 
1.ワイヤハーネスおよびコネクタ  
 (スタータ信号)
2.IGスイッチ、メインリレー(ヒューズ、ワイヤハーネス類を含む)
3.ECU             


51
 
スイッチ信号系統
+B系統
 


 ■■■■■ ■
 
ダイアグノーシス点検時、アイドル接点OFFまたはエアコンスイッチONの場合表示
※ 記憶されません。

1.エアコンスイッチ
2.ECU
 


52
 

ノック信号系統
 


 ■■■■■ ■■
 
エンジン回転数が1600rpm以上、6050rpm以下で、ノックセンサ、ワイヤハーネス関係のオープン又はショートの場合表示 1.ワイヤハーネスおよびコネクタ
 (ノックセンサ系統) 
2.ノックセンサ
3.ECU              


53
 

ノック信号系統
 


 ■■■■■ ■■■
 
エンジン回転数が1600rpm以上、6050rpm以下で、ECU[ノックコントロール制御用]の異常と判断された場合、表示 ※記憶されません。

1.ECU
 


 

ダイアグノーシスによる点検の手順

1.バッテリー電圧点検→12Vあるか(ないと誤診断のおそれあり)

2.チェックエンジンウォーニングランプ(メーターフード内のエンジンマークランプ)点検
   イグニッションスイッチをONにしてエンジンマークがついていることを確認。

3.ダイアグノーシスコードの読みとり
  (1)スロットルバルブ全閉(アイドル接点ON)、エアコンをOFFにする。
  (2)チェックコネクタのT←→E1を適当なコードで短絡(ショート)する。[Q&Aの項を参照下さい]
  (3)ウォーニングランプの点滅回数から良否を判断する。[常に一定間隔で点滅するときは正常。]

4.ダイアグノーシスの記憶を消去するときには異常箇所を修理後、エンジンルーム内のヒューズボックスにある
EFIヒューズ(15A)を10秒以上取り外し、再度取り付ける。
取付後、正常かどうかを3.の方法で確認。

注1)ダイアグのエラーログは複数表示されることもある。(その場合、小さい方から順に表示)
注2)やむを得ず修理せずにダイアグをリセットするときは異常箇所をメモしておくこと。
   これを怠ると二次異常発生の原因になる(基本的に直っていなければ何回でもエラーログを吐きます)。


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